0808 ハリーポッターと死の秘宝

2008年08月08日
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ハリーポッターと死の秘宝

最終巻の発売はずっと先に思えたが、あっという間にその日は来た。

ハリーとロンとハーのうち誰かが死ぬという予想は外れた。
しかし次々とキャラクター達が死んでいった。
進行上本当に必然だったのか納得がいかない。

人々は徐々に闇の勢力に取り込まれていく。
裏切りや不信感が気を重くする。
死の衝撃に脱力する。
どこに希望を見出していいのやら…

死んだ者は誰も帰ってはこない。
私はシリウスの復活を期待したが無駄だった。
…彼は一体何処へ消えたんだ!?

最終決戦の場所はホグワーツ。
生徒も教師も死喰人も吸魂鬼も巨人も妖精も蜘蛛もケンタウルスもごった返して、スマブラの如き大乱闘。

プリンス=我輩の秘密が明らかになった。
彼は純粋で強固な恋心を持ち続けた。
まさに執念としか呼びようのない愛に闇の帝王は勝てないのだ!
彼の守護霊に隠された愛情は厳かで尊い。
ここは泣けたよ…

ハリーのダンブルドアに対する信頼が揺れ動く様子は細かく描かれた。
ダンブルドアの暴かれた過去を知ったハリーは最後まで迷い続けた。
生前本人の口から伝えて貰えなかったことを激しく悔しがった。

ダンブルドアの遺品に隠された難しい謎解き。
秘宝探しは楽じゃなかった。
スニッチに浮かび出た文字が怖ろしい…

俺様の最期は意外とあっけなかった。
ハリーとの相討ちで逆噴射したアバダケダブラ。
大悪党が後悔も罪を償うはずもないから、サクッと終わらせたのかな。


良い結末かどうかは疑問だな。
ラスボスは倒せど犠牲者多数で諸手挙げてのハッピーエンドではないし。
例えるなら犬神家の一族みたいなエンディングです。

0804 図書館革命

2008年08月04日
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図書館革命/有川浩

図書館シリーズ最終巻。
郁と堂上は収まる所に収まった。
このラブコメがハッピーエンドにならない訳がない…

検閲とか表現の自由とかについては
ものを書く側の立場だからこその思い入れを感じた。

作者は過去に規制を経験したことがあるのかもしれない。
その恨みや憤りみたいな感情を吐き出したのではないかな?
翳りや啓発的なところが気になった。

日本中で、刺激的なエンターテイメントに影響されたとみられる事件が多発している昨今。
タイムリーな作品だ。

電撃に載った外伝の、緒方副隊長の話も読んだ。
厳しいなぁ…
最後は救いがあったけど軽くは読めなかった。

0723 図書館危機

2008年07月23日
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図書館危機/有川浩

前作を読み終わった翌日、子がすかさず図書館から借りてきてくれた。
ありがとよー。

多少ビビりながら読み進める。
先には図書隊と良化部隊の戦闘がある。

郁と堂上は少しずつ進展していく。
やっぱり甘い〜カユい〜
手塚&柴崎の関係も微妙に変化した。
柴崎の前で不器用な手塚の鎧が剥がれてく様子がいい。

やっぱり戦闘場面は読むのが辛い。
郁はついに手を血に染めた。
日野の悪夢も衝撃的だったが今回もなかなか辛い。

辛いといえば、水戸図書隊女子の捻れた勢力図。
こういう図式を描かせると上手いね。
リアリティがあり恐怖を煽られる。
不当な待遇に立ち向かう力を持つ郁。
郁に勇気づけられ強くなる女子戦闘員。

虐げられる立場にあるか、あった者ならばきっと引きつけられる。
希望を見い出すかも。

差別表現の件にしても。
前巻にもあったけど、差別はする側の勝手な解釈によるもの。

作者は何にせよきれいごとでは済ませない。
主人公がガサツなもんだから大雑把な文章に見えたが、人の心の見方や描き方は意外に細やか。

最終巻が楽しみ。
甘カユ。

0715 図書館内乱

2008年07月15日
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図書館内乱/有川浩

図書館戦争シリーズ2作目。
子供が学校の図書館から借りてきたのをガガっと読んだ。

相変わらず濃いしカユい〜〜〜。
主人公・郁のバカチンっぷりに胸をかきむしる。
まぁそれだけ本の中に入り込んだのかもしれない。

でも訳わからず読んだ前作より面白い。
作者の文体に慣れてきたこともあるし
登場人物たちの恋愛や過去や家族の問題が描かれて世界が広がった。

中でも柴崎の正体というか立場にびっくり。
彼女の人物像が出来上がる過程がリアル。
かなりファンになってしまったよ。

また、世の中正義と悪のどちらもあるから面白いということ。
もしかしたら中立も。
新しい館長はそれを象徴している。

それから…
作者の障害に対する見識にちょっと感動した。
精神的な苦痛の与え方・受け方の描き方も上手い。

郁がハジけすぎると引いちゃうけどね…

0228 図書館戦争

2008年02月29日
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図書館戦争/有川浩

子供が図書館で借りてきた本。
べ、別にIGがアニメ化するから読んでみた訳ではない…からねっなのだ。
IGにはミリオタの大将がいるものなぁ;
「戦争」に飛びついたんだかなー。
まあねメディアの表現の自由は受け取る側の楽しむ権利と表裏一体さ…なんのこっちゃ。
おいといて

最初はとっつきにくかった。
「図書隊員」と「良化法」の闘争…?
その時代、図書館は表現の自由の象徴?

読み進み「日野の悪夢」の酷いほどシリアスな描写で泣けた。
(ここだけ別の小説みたいだ)
リアリティがないようで実はある。
いつか規制にまみれた未来が来るかもしれない。

ラノベのモノローグは「痒い」なー。
いかにもな表現や主人公の言葉遣いが鼻につく。
言い回しを変えれば普通の小説になりそう。
設定が破天荒で面白いのに勿体ない…
やっぱりラノベはラノベか…

とかブツブツ言っていると子供から
じゃあ今の芥川賞や直木賞取ってる人たちはどうよ?
世の中は変化していくんだよ!
などと説教された…

ごもっともです。
これではまるで「考える会」のオバサンみたい。
「ただ読書を面白がればいい」のさ。

面白かったのは確かです。
続編借りてきてー。

0710

2007年07月10日
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アニメージュ 8月号
・妖奇士のDVD6巻から、いよいよOVAが追加。
・獣神演武情報あり。
・サンライズ特集。
ガゆンダムOOのキャラ来ました。
銀魂の高松監督談あり。
・怪物王女の綴じ込みポスター。姫とフラン。ふが。
・クレイモアのカッコいい第二表紙。
その他、DTBや電脳コイル記事あり。
番組予定表ではネタバレが〜!!
グレンラガン驚きの大展開…。

アニメ雑誌はそれぞれ特徴あって選び難し。
新しい情報がたくさん載っていて
これを選んで良かった。

オトナアニメ vol.5
・グレンラガン大特集。
各話のエピソード。
・銀魂は銀さんの名台詞集(わら)
・おお振りはバッテリー対談
・電脳はPインタビュー

なかなか読み応えがあります。
しかし編集さんのミーハー魂が露骨に見えてたりする。

0416 ブラフマンの埋葬

2007年04月16日
ブラフマンの埋葬 小川洋子

新聞広告で見つけて買ってきた。
BRAHMANの新譜とは関係ないと思う;タイムリーだけど。

私はブラフマンとはヒンズー教の「神」のことだと思っていた。
この作品の中では「謎」という意味合いだった。

不思議な世界だった。
突拍子もない発想力はどこから来るのか。

最後までブラフマンの正体は明かされない。
そしてあっけなく別れはやってくる。

小川さんの初期の作品にも感じられたこと。
ただよう死の影。
静かな限られた空間の中で、現実味のない出来事が淡々と進んでいく。
夢か現か。
オチがない。
まるで自分の生存さえ覚束ない。

こうしてみると、博士の愛した数式という作品は、小川さんらしくないと言えないだろうか?

ブラフマンの埋葬 ブラフマンの埋葬
小川 洋子 (2007/04/13)
講談社

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0410 狐笛のかなたに

2007年04月10日
狐笛のかなたに 上橋菜穂子

いやはや、またも泣けましたねえ・・・。
この緻密で濃密な世界観、上橋さんの脳みそのどこに収まってるのやら。
自然の、季節の、生き物の、森羅万象(!)の匂いが伝わってくる。

ラストが決まりきってなくて、読み手に委ねているのが憎いところ。

守り人シリーズ新作もそろそろ読もう。

0408 博士の愛した数式

2007年04月08日
博士の愛した数式 小川洋子

小説を買うつもりはなかったのだが、最近漫画ばかりで何か気分を変えたくなった。
小川洋子は若い頃に初期の作品を何冊か読んだ。
しかしこのように心が温まるような作風ではなかったと記憶している。
年月が変えたのだろうか。

今の私の心境に近いものがあり、感銘を受けた。
知らずに涙さえこぼれていた。
ジュンク堂の本棚から呼ばれた。

私の大嫌いな数字が小説の中で重要な位置を占めて、私を感動させる日が来るとは。
小川洋子を尊敬した。

小説は映像化される前に読んだ方がいいに越したことはないと思った。
特定の俳優のイメージを重ねて読むのは酷な作業である。
無意識に浮かんできてしまう。
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